家計費の理想的な適正配分(支出割合)とバランス(ライフスタイル別)

家計のやりくりをするとき、毎月の食費、住居費、水道光熱費などの「支出費の予算を立てる」ことはとても重要です。
予算内で抑えようとやりくりすることにより、家計がよりスマートになっていくことにつながるからです。

ところで、みなさんは予算はどのように立てていらっしゃいますか。
また、どのように立てたらいいとお考えですか。

ほかの家庭の家計簿はどうなっているのだろう。
どれぐらいの予算でやりくりしているのだろう。

ほかの家庭の家計は結構気になるものの、なかなか聞くことはできませんし、比較も難しいですよね。また、各家庭によって家族構成、収入、支出など違いますから、予算を立てるにも目安になるものがないと、非常にわかりにくいと思います。

そこで参考になるのが、
FPや家計コンサルタントが考案した、理想的な支出の割合「適正割合」「適正配分」です。

家計費の適性配分とはどんなものか。

各家庭によって、収入やライフスタイルが違いますが、「適性配分」の割合のパーセントを当てはめることで、月収に占める各生活費目の適正な金額を算出します。

わが家では、畠中雅子さんが提案する家計費の適性配分をもとに予算を立てています。

きっかけは、結婚したばかりの頃に、お金の貯め方、節約の仕方がよくわからず、畠中さんの「ライフスタイル別 家計の方程式」という本に出会い、そこにライフスタイル別に家計の適正配分が紹介されていたのです。当時とても参考になりました。(2001年発行です。)

著者:ファイナンシャル・プランナー 畠中 雅子さん

生涯設計のために貯蓄はしたい。けれども無理な節約はしたくない。そうした人たちのために、ライフスタイルごとの家計管理術を紹介。チェックシートから「家計費の適正割合」を算出して家計の弱点を発見し、これを補強する具体的アドバイスを提示

【目次】21世紀のお金の考え方/家計簿の役割/ライフスタイル別家計の適正配分/目的別お金の貯め方・増やし方/お金との上手なつきあい方を目指して

15年以上も前の本なので、少し内容が古いかな、と思いますが、わが家の家計の基礎になっている「バイブル」!!

最近出版された「結婚したら知っておきたいお金のこと」にも、家計のバランス表が紹介されていますよ。

家計費の適正配分を知ろう

例えば、夫婦2人と小学生以下の子ども1人の家庭の場合のバランス表です。
手取り収入250,000円で計算してみました。

家計費内訳 適性割合 理想の金額 〔A〕 実際の金額 〔B〕 〔A〕-〔B〕
収入(手取り) 100% 250,000円
食費 16% 40,000円
住居費 25% 62,500円
水道光熱費 7% 17,500円
通信費 4% 10,000円
日用雑費 3% 7,500円
趣味・娯楽費 3% 7,500円
被服費 2% 5,000円
交際費 2% 5,000円
こづかい 10% 25,000円
子ども費 5% 12,500円
その他 3% 7,500円
保険料 10% 25,000円
貯蓄 10% 25,000円
支出計 100% 250,000円

次に、共働きで子どものいない家庭の場合です。
貯蓄の割合は20%、被服費、交際費、娯楽費はお金がかかりますので4%~5%とします。
2人合わせた収入合計が40万円として計算してみました。

家計費内訳 適性割合 理想の金額 〔A〕 実際の金額 〔B〕 〔A〕-〔B〕
収入(手取り) 100% 400,000円
食費 12% 48,000円
住居費 20% 80,000円
水道光熱費 5% 20,000円
通信費 4% 16,000円
日用雑費 3% 12,000円
趣味・娯楽費 5% 20,000円
被服費 4% 16,000円
交際費 4% 16,000円
こづかい 10% 40,000円
子ども費 0% 0円
その他 5% 20,000円
保険料 8% 32,000円
貯蓄 20% 80,000円
支出計 100% 400,000円

「適性配分」をもとに予算を立て直してみよう

適性配分をもとに算出した理想の支出金額〔A〕と実際の支出金額〔B〕の差額
〔A〕-〔B〕を求めてみます。

差額がプラス、つまり予算内でできている部分はこれを維持していくようにします。
逆にマイナス、予算内でできていない部分は、何に無駄使いをしているのか、抑えるべきところはどこかなどを見直し、予算内で出費を抑えられるよう、また、上手にやりくりする努力をしていきましょう。

ちなみに、横山光昭さんがNHKあさイチで紹介されていた「家計費の黄金比率」がこちら。

食費 : 15%
住居費 : 25%
水道光熱費 : 6%
通信費 : 5%
こづかい : 8%
生命保険料 : 4%
日用品 : 2%
医療費 : 1%
教育費 : 4%
交通費 : 2%
被服費 : 2%
交際費 : 2%
娯楽費 : 2%
し好品 : 1%
貯蓄 : 18%
その他 : 3%

費目ごとに多少の差異はありますが、だいたい同じような感じだと思います。

あくまでも適正配分は理想の数字ですので、絶対これに当てはめなくてはいけないわけではありません。

わが家では、常に余裕が出る費目は、何パーセントかを貯蓄に回したり、趣味・娯楽費に回したりと、配分割合を変えて予算を立てています。
「こづかい」に昼食代やガソリン代を含める場合や、被服費にお金をかけないご家庭もあると思いますので、バランスのいい配分を考えてみてください。

みなさんも、もう一度「適性配分」を参考に予算を立て直してみてはいかがですか。ムダを見つけて、貯まる家計を目指しましょう!

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